2010年  白山(8月5日〜6日)

<2日目> 

4:00  起床・室堂 発
「4時やけど・・・・」 先に声をかけてきた娘は、どうやら行く気満々。
社務所の太鼓が鳴っている。周りの部屋や廊下も慌しい気配。 行くか・・・・やっこらせ。
「おれ、行かんし。」「無理。」と言う男性陣を残し、山頂アタック隊、出発。
寒い。Tシャツ2枚重ね+長袖シャツでも寒い。ウィンドブレーカーも持ってくればよかった。

山肌には既に登山者の光の列が続いている。太鼓に送り出されて我々も列に加わる。
山頂まで40分、252mの登りが一番キツかった。起き抜けで身体が重い。夢の続きのような感覚。
カッ、カッ、カッ
耳鳴れない足音。と思ったら、神主さん御一行がアッという間に追い抜いていく。
袴の正装、足元は下駄! お仕事とはいえ、あの足さばきは見事!


4:50  御前峰頂上 着  
日の出に間に合った。視界良好。広がる雲海。
島のように浮かぶのは剣・立山、白馬、槍ケ岳、北アルプス、御嶽、乗鞍、(らしい)。
5:05  御来光




神主さんの音頭で「バンザイ」三唱。
いやー、清清しい朝だ。


神社に参拝して、下山。
途中「あれ、富士山見えてるんじゃないか」という
おじさんの声に、目を凝らしてみる。
雲海の彼方にぽちっと見える気がするが・・・?
(ちなみに白山からは富士は見えないことに
なっているらしい。計算上。)
写真を撮ってみたが、確認できなかった。
6:00
室堂に戻ると、おとーさんも起きてて
「さっきそこで御来光を見てた。」
なんだ、室堂からでも見えるのか。
いや別に、登って損した気はないが。

6:30 朝食
7:20 コーヒータイム
今回も御守りに持ってきたのは黒ヒョウのロデム。
缶の中身は「いろはす」だが、室堂の水を沸かしてもよかったかな。



          7:45 下山開始

           本日も快晴。天候だけはとことんツイてる。
           心配された体調も膝も回復。
           下山は「黒ボコ岩」のルートを行くことにする。

           写真は眼下に広がる弥陀ヶ原。
           右に伸びるのが黒ボコ岩ルート。
           左に伸びるのがエコーラインルート。


           下りって、なんてあっけないんだ。
           どんどん足が進む。
           降りてしまうのがもったいないくらい。



昨日このへんでへばって携帯をかけてた

8:15  黒ボコ岩到着                       ここから坂道をジグザグと下る。これも一気。


   途中で上を振り返る。
   あそこから降りてきたのか。
   はっきり行って「崖」だな。
   おとーさん曰く
   「昨日こっちのルートに来てたら、絶対
   もう帰ると言ってた。」
   エコーラインを選んで正解だったね。

   降りるにつれ、これから登る人とすれ違う
   ようになってきた。50代〜60代が殆どで、
   いかにも山慣れした健脚者も多いが、
   中には青息吐息の年配の方もいて
   「大丈夫なのか?」と思う。
   ・・・昨日の我々もそう思われてた?

   「あとどれくらいですか?」と聞かれて
   「いやー、まだ結構ありますよー」と
   真実を言って差し上げた。
   「・・・アドバイスする側に立場逆転しとる」
   と息子ポツリ。


   あと、今はやりの「山ガール」もぼちぼち
   見かけた。派手なタイツにミニスカート。
   ファッショナブルだが・・・
   山でスカートをはく理由がわからん・・・
12:00頃 別当出合着・下山完了
降りてみたら下界はやっぱり猛暑・・・。

12:20頃 シャトルバス

12:40頃 市乃瀬着
車で帰路に着く。
途中、瀬女の道の駅近くで蕎麦を食べる。
和風でお洒落な「蕎麦 山猫」 オススメ。
疲れてたので温泉は中止。

15:30頃 自宅着