2012年  富士写ケ岳 (5月20日)

故郷:加賀市の山です。
富士山に似た形から、この名がついています。

『日本百名山』の著者:深田久哉は12歳で登り、ここがきっかけで登山に
興味を持つようになったそうです。
加賀市の開けた場所からよく見え、市民には馴染み深く人気の山です。

この夏、白山に登る予定なので、その練習にと姉と二人で登ってきました。




25年前に登ったことがあり、今回2度目なので
「チョチョイノチョイ」と思っていたのですが、
どうしてどうして、かなり急な登りが続きます。
しかも、ずーーーっと続きます。

「こんなにキツかったっけ?」


それでも休みを入れつつ登っていくと、
1.5時間ほど過ぎたあたりから楽になります。
呼吸も心拍も通常モード。
「登っているのが普通の状態」
どんどん行ける気がしてきました。


美しいブナ林。新緑が眩しい。

9:50 我谷コース。赤い吊橋を渡って登山の始まり。

12:20  山頂に到着。
展望が良く、福井県の勝山〜丸岡〜三国〜北潟〜
石川県の大聖寺〜山代〜小松ドーム〜まで見渡せました。

白山も見えます。「今度はあれに登るのね・・・。」

下山もみっちり2時間半かかってしまいました。
「赤い吊橋、ただいま〜」


降りてから気付きましたが、登山口の看板には
【頂上】標高942m  【現在地】標高約156m なる表記が。


と、いうことは・・・
標高差780m、距離3500m、時間2.5時間

2008年の唐松岳が
標高差770m、距離4600m、時間4時間  なので

え、唐松岳よりめちゃくちゃ急でキツイじゃないか!

中腹あたりにシャクナゲがたくさん咲いていました。
この時期これを目当てに登る人も多いそうです。

オトシブミの揺篭。巻いた葉の中に卵が入ってます。

林の中でひっそりと咲くツツジ。

あちこちに咲き誇るタニウツギ。ピンク率が多い山だなあ。

珍しい、ハナイカダ。葉の中に花がついています。

今回の教訓

おそるべし、富士写ケ岳!  あなどれん、地元の山!

足慣らしにしては少々厳しかったですが、充分行けることもわかりました。
ブナ林や花々、展望など、楽しいポイントも多く、また登りたい山です。
何よりも、近いのがいい! さらに、降りてからの温泉も近い。

次は紅葉の季節がいいなあ。

下山途中で見付けた花・珍しいもの。リスにも遭遇しましたが撮れなくて残念!