西穂高岳   (2009年8月2日〜3日)

10:50   今回の最終到達点 : 丸山 (2452m)あたりから山を望む。

独標の上にいっぱい人が立ってるよ。
いいでしょー。行きたくなるでしょー。そこの道を走っていきたくなるでしょー。
今回はガマンガマン。ここを折り返し地点とし、残ったおにぎりを食す。

おっと、これをせねば。

スグレモノの湯沸し器で湯を沸かし、コーヒーを煎れる。
山を見ながら飲むストレートは格別なのだ。

ちなみに、缶の向こうにチラリと見えるのは黒豹のロデム。
御守り代わりに同行させてみた〜。
ロデムって山岳地には強いイメージがあるんで・・・。


11:30   山荘へ 下山開始。
12:00   山荘 到着。土産買って、ソウフトクリーム食って、写真撮って・・・

12:40   ロープウェイへ 下山開始。
         登りより下りの方が、足の負担は大きいらしい。そろそろ父親の膝が悲鳴を上げ始める。
         ふんばれない足で慎重に下りるので、登りよりも相当時間がかかる。ゆっくりゆっくり。
         ストックが短くて、あまり頼りにならないらしい。もっと高いの買ってやれば良かった・・・。
         「限度120パーセント超えた」
         と言いながら、休み休み下りた。時間の余裕をみておいたのでよかった。

15:00   ロープウェイ山頂駅 到着。登山終了。

下山しながら、
「もう二度と来ることはないかも」と言ってた父親だったが、
この後、運転のハンドルの娘に譲ることなく、我が家に寄って
我々を降ろし、実家の山代まで車を転がして帰ったのだ。
タフ!

「来年は唐松岳もいいかなあ」と言ってた。まだ登る気らしい。
唐松ならば再び私がエスコートせねばなるまい・・・・。

ちなみに姉もタフでした。父親を気遣ってよー相手してくれた。
ありがたいです。

少しは親孝行になったかな・・・・?

<反省と今後の課題> 

・山は天気次第。観光地パンフレットに出てるような風景を見られることはめったにないと思うべし。
 今回は天気予報や気象図で確かめたので晴れる確信があった。当たってラッキーだった。

・装備は良いものに限る。専用の登山靴はさすがにいい働きをしてくれた。
 リュックも背中にピタッと張り付いて収まりがよく、今回の5kg の荷物も全く苦にならなかった。
 ちなみにキャンプ用の横広リュックはだめ。歩くたびに左右に身体が振られるので負担が増す。

・今回購入した大きめのウェストポーチもスグレモノだった。愛用しよう。

・登山の途中で軽い頭痛に見舞われた。調べた本に、「急激な高度の変化で起こる頭痛・めまい・吐き気等は
 登山病の症状」 とあった。気をつけよう。対策:水分を小まめに取ること。

・「綺麗な山の風景を撮るくらいなら、絵葉書か写真集を買えばいい。写真は人物を入れて撮るべき」
 これ、父親の持論。確かに。綺麗な風景も撮りたいが、誰かが動いてるのを撮る方が思い出になる。
 うちの高校生は照れて逃げるので残念だ。もっとヘンな写真を撮りたかった。

・体力差のあるグループの登山は、一緒に行動しにくくバラける。ある程度は仕方がないが、定時連絡や集合
 場所・時間の確認など、徹底する必要がある。今回は携帯がよく通じて有難かった。
 グループの登山は自分のペースが作りにくい。進んで、待って、また進んで待っての繰り返しは疲れやすい。
 理想を言えば、同体力の人とペースを合わせて黙々と登るのが良いようだ。ま、今回は親孝行だし。

・うちの高校生。それなりには楽しんだようで良かった。先に山荘に着いて我々を待ってる時、いい景気を見も
 せずゲームしてたのには 「ちょ、おまぃら〜〜!」と思ったが・・・・。それでも丸山では双眼鏡を覗いたり自分
 の携帯で写真を撮ったりしてたので、いくらかは感じるものがあったんだろう。
 同じように山好きになってほしい訳ではない。
 ただ、大人になった時に同僚に誘われて行くこともあるかもしれない。私のように、突然山に目覚めることも
 あるかもしれない。そんな折に思い出してくれるといいな。経験が役立てばいいな。